2017年01月15日
ライフスタイル

ごきげんよう。ぶちやです。

突然ですが私は日本が大好きです。
四季の美しさや日本語の奥深さ、果ては怪談や妖怪ものも嗜む時もあります。
日本の魅力の一つ、侘び寂びについてまとめられた書籍「Wabi-Sabi わびさびを読み解く for Artists, Designers, Poets & Philosophers」を読んだので紹介します。


読んだキッカケ

もともと作詞作曲の題材として「日本」を積極的に扱いたいと思い、また実際に「季節」を題材にした楽曲も複数作ってきました。
そんな中、ネットで紹介されていたので「読みたい本」として本書をストックしていました。(元記事は失念してしまいました…。)
おそらく1年以上前にストックしたっきりになっていましたが、今年は去年よりも作詞作曲活動を進めたいと思い、ストックしてあったのを見つけ書店で購入して読むことにしました。

概要

Wabi-Sabi わびさびを読み解く for Artists, Designers, Poets & Philosophers

わびさびとは何かと問われれば、
たいていの日本人は
頭を振り、口ごもり、説明するのは難しいと
弁解がましい言葉を口にすることだろう。(本文より)

本書では、「わびさび」を美的趣味としてではなく、体系を持つ美の哲学として、
モダニズムなどの西洋の美意識と比較しながら、明晰な言語化を試みている。
1994年の初版の刊行(英語版)から20 年以上読み継がれ、
「Wabi-Sabi」の流行を生み、ひとつの美的概念として一般化させたのが本書である。
近年では、企業哲学としての「シンプリシティー」を学ぶ原典としても愛読されている。
この日本語版は、新たに「20年後の思い」を書下ろした増補新版となる。

感想

分量と読み方

全112ページで集中して読んで1日で読めました。
注釈番号がところどころ振られていて、最初はどこに注釈の内容が載っているか不明でしたが、最後のほうにまとめてありました。
私は、注釈の内容はすっ飛ばして後で読むようにしましたが、注釈の内容も読みながら進めると1回の読書で済むかもしれませんな。

所感

本書の序盤に書かれている通り、私も「侘び寂びとは何か?」と問われても言語化できないうちの一人でした。
イントロダクションで端的にまとめているものの、読み進めていくことで理解が深まりました。
モダニズムとの比較やわびさびの世界観について、「なるほど」と頷き感心すると共に、「音楽作品にどのように取り入れようか」と思考を巡らせました。
わびさびの今後の話で、デジタルとわびさびについて書かれていましたが、デジタルの一部分について書いてあったので、著者はデジタルにそこまで明るい人ではなさそうだなと感じ、「そういう部分もある」程度に読み流しました。

まとめ

本書を読むことによって、侘び寂びを深掘りできました。
日本は、阿吽の呼吸という言葉があったり空気を読むといったことが多く、言語に頼らず感性で伝える文化が蒸留されてきたのではないかと感じました。
現代は流れが早く、短時間で理解できるまとめ記事が増えたり、勢いだけで中身が薄いインスタントなモノが増えたりしていると感じています。
目まぐるしい忙しさに心を亡くしてしまいそうな世の中ですが、ふとした時に詫び寂びを感じられるような心を持っておきたいものですな。
忙しい人ほど時間をみつけて読んでみてはいかがでしょうか。

それでは、ごきげんよう。

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