無条件の現金支給政策「ベーシックインカム」が導く未来の暮らしとは

仕事も楽しいけど時間をもっと自由に使いたい。 こんにちは。ぶちやです。
生活費のために仕方なく時間を切り売りして働いている人に朗報です。 近年、お金を国から無条件で配布する政策が話題になっています。それがベーシックインカムです。 今日はベーシックインカムについてお伝えします。
目次
ベーシックインカムとは
ベーシックインカム(basic income)とは最低限所得保障の一種で、政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を定期的に支給するという政策。基礎所得保障、基本所得保障、最低生活保障、国民配当とも、また頭文字をとってBIともいう。 - Wikipediaより引用
Wikipediaにしっかり情報が載っているので詳しく知りたい人はそちらをご確認いただくとして。 個人の主観で以下のように理解しました。
メリット
- 最低限の生活が保障される
- 審査や申請に関する行政コストの削減
- 生活にゆとりが生まれ趣味や好きな仕事に時間を使える
デメリット
- 国民全員に配る巨額の財源をどうするかという問題
- 財源確保の為に社会保障の全体の仕組みを根本から変えないと導入は厳しそう
- 働く意欲がなくなるのではないかという懸念
注目される背景
ベーシックインカムについて調べていると、以下のようなことが背景としてあるようです。
- 人工知能の発達により人の仕事が機械に置き換えられ職を失う人が出てくる。
- 生活保護や年金などの社会保障制度で適切に機能しない・しなくなる可能性がある
他にもありそうですが、このあたりを少し掘り下げてみます。
人工知能が企業を救い、人の職を奪う?
人工知能については、昨年あたりから再注目され満を持して活発になってきている印象です。 もともと前から人工知能はあったみたいなんですが、実用段階に入ってきていろんな業界人やマスメディアが取り上げて一般的に注目されているようです。
人工知能は、人手不足などのネガティブな課題を解決するものという部分を押している風潮があるようです。きっと、どの企業も人手不足に悩まされているのでしょう。 人工知能で人手不足が解消されると企業は助かります。反対に人工知能に仕事を奪われてしまう人も出てくる、という見解もあるようです。 いわゆる「仕事を人工知能に奪われた人」たちの救済措置と言いますか、そういった働かなくても機械が働いている分を人に還元したらいいのではないかと思います。そこがベーシックインカムに繋がってくると個人的には考えています。
考えてみてください。これだけモノで溢れているのに働かないと生活していけない、なんてなんか矛盾を感じませんか? できることの選択肢もたくさん増えてきました。いろんな仕事があるのでやりたい仕事に就いたり目指したりできるのに、目の前の生活費のために「とりあえず何かしらの仕事をして生活費を稼がないといけない」という状況の人も多いのではないかと考えています。 やりたいことがある人が安心して挑戦できる世の中になると幸せだなぁと思います。
近年ではいろんな仕事が高度化・複雑化してきて新規参入が難しくなってきているような気がします。 人工知能やARPなどで機械化が加速していくにつれ、機械を扱える技術が必要になってきたり、複数の何か(業種や職種など)を理解してコラボレーションしていく動きがあるように感じます。 例えば、企業間で合併や業務提携が加速していたり、身の回りだとゲームの有名タイトル同士をコラボしているCMを見かけたりお菓子の人気商品同士がコラボしているのをコンビニで見かけたりします。 1企業・1個人でおこなう限界が見えてきているのかもしれません。こうした連携はうまくいけば1企業・1個人と比較して相乗効果が期待できるのでいろんなところで挑戦しているのかもしれませんね。
社会保障制度
生活保護や年金などの社会保障制度ですが、うまく機能しない・しなくなる可能性があるようです。
生活保護を受けている家庭は、働くと生活保護でもらっていたお金よりも下がってしまうことが多いようで働くことに二の足を踏んでいる家庭もあるのだとか。ちょっと本末転倒なので改めたほうが良い制度ですね。例えば、生活保護の対象者は生活保護で受けているお金を越えるまでは働いた給料の差額を給付する、とか。生活保護が本当に必要な人に必要な分だけを給付するよう最適化していったほうが良いです。ただ、現状でも生活保護が適切かどうか国がかなり調査していて、そのコストが大きいようです。ベーシックインカムを導入すれば、ここの大きなコストをカットできるようなのでメリットの一つだと思います。 ただ、ベーシックインカムの給付額が生活保護の給付額よりも下回る場合もあるようで、そこを懸念している人もいるのでなかなか一筋縄ではいかないのかもしれません。
年金は高齢者に待遇が厚く、若者への負担が大きいという認識です。 少子高齢化で年齢の比率によってそのような現象が起こっているので、年齢が若い人ほどしんどい状況です。この状況が続けば、年金の制度自体が機能しなくなり廃止になる、という意見をどこかで聞いたことがあります。こうなってくると、年金をもらう前に廃止された人は払うだけ払って受けることができなくなってしまいます。逆に年金制度が開始されて間もなく定年になった人は少なく払って多くもらっていることになります。 支給開始の年齢も途中で60歳から65歳に引き上げられたので、これが加速したら今の数年後には75歳以上とか80歳以上とかになってきて「もらうが先か、逝くのが先か」状態になってしまいますね。年老いて働くのが辛い年齢でも生活費のために体に鞭を打つように働かないといけないことを想像すると、不安でしかないですね。ベーシックインカムを導入すれば、年齢に関わらずお金をもらえるので不安がある程度解消されるかと思います。 「孫におもちゃ買ってあげたい」とか生活費以外のことがあるようなら働いて稼がないといけないのは変わらないと思いますが。
ベーシックインカムが導入されたら
一個人としては、一刻も早くベーシックインカムを導入してほしいと考えています。 なんとなくの肌感では、まだまだ導入までは先が長く10数年かかりそうな気がしてます。残念でしかない。 ただ、導入された時の恩恵にはかなり期待しています。
一番注目していることは、 生活費の確保ができるので仕事の拘束時間を縮小化できることによりやりたいことに時間を使えるということです。
ぶちやはやりたいことがたくさんあります。 やりたいことはたくさんあるけど生活費を確保するために仕事をしないといけないのが現状です。 仕事は楽しいし学ぶことも多いし会社というコミュニティがあるのも良いなと思っています。 一週間で考えると、仕事とプライベートの割合が5:2です。これが4:3になるだけでも随分生活が変わる気がします。 そもそも5:2だと仕事のために生きている気がして、人として精神衛生上あまり好ましい状況とは言えないかもしれませんね。 週3日プライベートに時間を使えるようになれば、音楽活動などの趣味にあてたり、育児など家族団欒を過ごす時間にあてたりととても充実します。 プライベートが充実してると活力が湧いてきて仕事にも良い影響が出てくると考えています。 そんなことが実現するかもしれない、ベーシックインカム。 ちょっと興味わきませんか?
さいごに
ベーシックインカム導入は議論の発展途上なので、導入はまだ先かもしれません。 しかし、導入されることでいろんなモノ・コト・場所の革命が起きると予想します。 導入に期待をしつつも、導入を見据えて今できることをやっていこうと思います。 未来へのワクワクが止まらない、そんなぶちやでした。
こちらからは以上です。